水滴の中に映っているのは僕です。(笑)
『チャールストン』Charlston
1963年 仏 メイアン作出
昨日、東京ミッドタウンの中にあるサントリー美術館に、『ガレとジャポニスム』展を見に行ってきました。(会期は5月11日(日)まで)
なかなか面白い展示ではありました。
でも、やはり古来の日本美術は、日本人の作品で見たいというヘンな感想を抱いて帰ってきました。
エミール・ガレ(1846-1904)という人はフランス・アール・ヌーヴォー期を代表する芸術家で、そのガラス作品を見たことのある人も多いと思います。
ガレは若い頃、パリ万博、ロンドン万博で日本の美術品を見て日本美術のファンになったようです。
そして、その意匠などを自分の工芸作品に積極的に取り入れました。
特にそれまでヨーロッパでは芸術のモチーフには取り上げられなかった虫やカエル、魚などの生物を積極的に取り入れました。
その中でもトンボは飛び切りのお気に入りだったようです。
彼が円熟し、日本美術に対する理解を深めていくと共に、単に意匠を取り入れるに止まらず、「もののあわれ」などの考え方も彼なりに咀嚼し血肉化していったようです。
今回の展示は、日本美術の影響を視座として、彼の作品を時系列にしたがって展示し、またその当時彼が影響を受けたであろう作品や文献を挟み込んで展示していました。
しかし、フォトキッドにとってはもう一つという感じでした。
それは古来の日本美術にある、簡素あるいは抑制された表現が、彼の作品においては感じられなかったことにあります。
日本の芸術表現においては無駄を削ぎ落とし、その代わり一本の線に限りなく魂を込めるという作業が行われていますが、彼の作品にはそれが感じられませんでした。
彼の線は画においても、形態においても、停滞しぶつ切りにされています。
日本美術の無駄の無い美しい線や形を知っているものとしてはどうしてももう一つという感じがします。
その代わり、彼の作品には豊穣とかゆとりといった雰囲気が感じられます。
形も画もギリギリまでは追い詰めていないので、息苦しさは全く感じられません。
そういう眼で彼の作品を眺めてみれば、なかなかいいなぁ、と思います。
次に彼の作品を見るときには、「日本美術の影響」以外の別の切り口での展示を見てみたいと思いました。
とは言え、彼のファンだったら十分に楽しめると思います。
もう少し会期があるので、ガレがお好きでしたら是非。
昨日の続編、早くも登場という感じですね〜
昨日より柔らかい感じがして似て非なるものですね。
どちらも素敵です!
最近、忙しくて写真展などの展示会に行っていません。
ミッドも良く行きますが、時間がなくサントリー美術館には
立ち寄る時間がなく残念です。
- 2008/05/06(火) 03:54:42 |
- URL |
- イザワ #3/VKSDZ2
- [ 編集]
どうもありがとうございます。(^^)
イザワさんが忙しそうなのは、書き込みをしている時間帯を見て、前から感じていました。
あまり無理をなさらないで下さいね。
健康がなければ人生は楽しめません。(^_-)-☆
- 2008/05/06(火) 11:38:07 |
- URL |
- フォトキッド #Ot9oeWbs
- [ 編集]